黒染め落としの注意点!【明るく出来る髪と、出来ない髪】

update:2017/01/14

こんにちは!

U-REALMスタイリスト谷垣です。

yoshikazutanigaki

 

今日は黒染め落としについてお伝えできることを書いていきますね。

僕は、自分のブログの方で黒染め落としの考え方について書いている記事がありまして、良くそれを読んでお客様から相談されたり実際に黒染め落としをさせて頂くことが多々あります。

出来ればブリーチを使わず黒染めを明るくしていきたいと考えているブログはこちらのリンクから。

 

 

黒染め落としで明るく出来る髪、出来ない髪

今回紹介する内容は、黒染めを落とすときに出来る事出来ない事です。

髪質や黒染めの仕方や黒染めを落とす方法など、色々な要素が絡んできますが例も出しながら紹介していきます。

勢いで黒染めしちゃったけど、明るくしたくなってどうしようか迷ってるなんて方の参考になればと思います。

 

・地毛まで黒染めした場合は、全体的に均一に明るくすることはほぼ不可能

黒染めする時に新しく伸びてきた地毛の髪まで、まとめていっしょに黒染めしてしまった場合は、黒染めに使ったお薬の強さにもよりますが、後々その部分だけ暗い染料が髪に根強く残りやすくラインが残りやすい状態になります。

髪質やお薬の種類によってその残り方は左右されるので、そんなに目立たなく明るくしても問題ない場合もありますが、結構目立ってしまって根元の方は黒の天使の輪が出来たようなムラになる場合があります。

その場合は、根元の暗い部分を目立たないような明るさに設定し、グラデーションのように根元から毛先にかけて徐々に明るくしていく方法か、もしくは根元付近の明るさに全体を合わせてしまう方法になります。

 

例えば、先日ご来店頂いた黒染め落としのお客様の場合。

ビフォアアフターをいつも撮り忘れてしまうので、写真は仕上がりだけです。

黒染め落としの注意点!【明るく出来る髪と、出来ない髪】03

3ヵ月前に市販の黒染めを使い、自宅で黒染めされています。

3ヵ月たった今でも、結構な暗さで染料がしっかりと残っていました。

3ヵ月前に黒染めをされた状態の時は、根元3~4cmくらい地毛が伸びていて、毛先7~9cmくらいは過去にしたブリーチが残っている状態。

その髪を全体的に黒染めでまんべんなく染めた状態から3ヵ月経った状態を明るくすることになります。

ブリーチを使わずに明るくしていきました。

 

地毛を黒染めで染めた場合に起こる可能性のある黒色のライン。

写真上で赤で囲っているところ。

黒染め落としの注意点!【明るく出来る髪と、出来ない髪】04

馴染ませてしまったので、ほとんどわかりませんが薄っすらと暗いラインがあります。

3ヵ月前に地毛を黒染めで染めた髪が、伸びてこの位置まで来たんですね。

 

今回のお客様は、自分で黒染めをされていたので黒いラインが出てくることが予想できました。

予めそのことはカウンセリングでお客様に伝えさせていただいているので、それを目立たせない前提で仕上がりの色まで調節させて頂いていました。

結果的には、そこまで目立つことなく全体的に明るく出来たので良かったのですが、これよりも明るくしたい場合には黒のラインが目立ってくることになります。

 

自分で黒染めをする方は、地毛と既染毛の塗り分けが難しいので、次回明るくしたい時にはほぼムラが出来ることを考えておいた方が良いかもしれません。

美容室で黒染めするにしても、次回以降のことをちゃんと考えずに全体的に染めちゃう方も少なからずいるので、美容室で黒染めをしてもらう時も「地毛は染めないでください」と一言美容師さんに伝えた方が良いかもしれませんね。

ただ美容師さんがやっても、完璧に地毛と既染毛を塗り分けることは不可能なので、ほんの少しムラが出てくる可能性はあります。

 

「地毛を黒染めで染めた場合は、明るく出来る範囲に限界があります。」

 

 

・赤味が強く残れば残るほど、くすんだ透明感のあるアッシュ系の髪色は難しい

これは黒染めをどんなカラー剤で染めたかに大きく影響されます。

市販品の黒染めのカラー剤、美容室でのブラウンよりの白髪染めや黒染めのカラー剤、などは髪質によっては強く赤味やオレンジ味が残りやすく、希望の髪色に近づけるのが困難になる可能性もあります。

 

先ほどのお客様の髪の場合。

黒染めを落とした時点でオレンジが強く出ていたため、イルミナカラーのオーシャンで出来るだけオレンジを抑えつつくすませていきました。

黒染め落としの注意点!【明るく出来る髪と、出来ない髪】01

毛先の過去にブリーチを行っていた部分はある程度しっかりとくすみましたが、中間部分にはやはり少しオレンジ味が残りました。

もっともっと濃い目のアッシュを足していけば少し暗くなるんですがよりくすみ加減は出るのですが、明るさの分かるアッシュベージュ系にするのが目的だったのでほどほどに打ち消せる範囲で染めていきました。

 

市販の黒染めのカラー剤で染めた場合、オレンジや赤になることはほぼ間違いありません。

美容室での黒染めでも相当しっかりとした染め方の場合は、やはりオレンジが残りやすくもなります。

 

黒くしてしまうのはどんなお薬でもしっかり染めてしまえばムラも出ず簡単ですが、それを明るくするときには黒染めの影響が出てくることになります。

 

「赤味やオレンジ味が強く残れば残るほど、アッシュ系などのくすんだ髪色は難しくなります」

 

 

・通常のカラーよりも透明感は少なくなる

透明感とは光が透けて髪が光にとろけて透けるような質感です。

髪が柔らかく見えたり感じたりすることで、女性らしいふわっとした印象に見せることが出来ます。

 

透明感を出すためには、光が透けやすい状態に髪をする必要があります。

光を吸収してしまう「黒」や「茶」などが髪にあると光の透け感は薄れてしまいます。

通常のカラー剤ならもっと透け感が出る髪でも、黒染めの染料が少し残る場合にはどうしても透明感は少なく感じてしまいます。

 

 

カウンセリングで出来る事と出来ない事の共有を

これをするとここまで出来る、こうしたいのならこれは出来ない、など必ず出てくるので説明をしっかりとさせてただいています。

大切な髪なので、出来る限りダメージは与えたくないですし、出来る限りムラなく綺麗に仕上げたいですからね。

黒染めをして今後明るくしたい時の参考にしてみて下さい。

 

他の黒染め落としの記事もリンクしておきますのでチェックしてみて下さい。

 

【黒染め落としの3つの選択肢】ムラになりたくない!キレイに明るくしたい!

 

黒染め落としの考え方【ダメージと明るさの駆け引き・ツヤのある髪を維持するには?】

 

黒染めをされている髪を明るくしたいお客様へ【黒染めの種類と明るくする方法】

 

1ヵ月前の黒染めを11トーンまで明るくする【黒染め落とし】

 

ブリーチしないと明るくなりませんよ」と言われた黒染めを脱染剤で明るくする【黒染め落とし】

 

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